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アニスヒソップ
中米~北米の湿った森林地帯や高原に自生。先住民は咳止め薬として利用してきました。茎は直立してよく枝分かれし、高さの60~100㎝になります。葉の裏面は白く、先がとがった三角形の葉が対生します。茎の先端に穂状となる花を咲かせ、全草にアニスの芳香があります。生薬、または開花期に刈りとり乾燥した葉を煎じて飲みます。生薬は薬味としても利用されます。
学 名 |
Agastache foeniculum
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英 名 |
Anis hyssop/Giant hyssop
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原 産 |
北米、中米
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分 類 |
シソ科
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別 名 |
ジャイアントヒソップ
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和 名 |
同上
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樹 高 |
60~100㎝
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栽培条件 |
普通
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水やり |
普通
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日 照 |
日なた
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温 度 |
耐寒性 有
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利用部分 |
花、葉
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利用法 |
ティー、料理、クラフト、園芸
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アニスヒソップの育て方
「アニス」とは別のシソ科の植物です。寒さに強く丈夫なので、日当たりのよい場所を選んで、水はけのよい土に植えつけると、元気に育ちます。夏に、穂状となって咲く香りのよい花は、蜜蜂も大好物なので、養蜂植物ともいわれます。種をまく以外にも、挿し木で簡単に増やすことができるので、香りのよい枝を選んで、増やしていくとよいでしょう。
栽培のポイント
日当たり、または半日陰で湿り気が多少ある場所に。花期が長いため追肥する。春、根をピンチして側根を促す。
アニスヒソップの利用法
葉に触れるとアニスそっくりの甘くスパイシーな香りがします。アメリカ先住民の人々は、風邪やせき止めの薬用植物として伝統的に利用していました。初夏から秋まで、ピンクがかった紫色の花を穂状に付けます。フレッシュな香りの花束や、乾燥させてポプリ、ドライのアレンジメントやリースの彩りなどに利用します。食用花としても楽しめます。