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ヒソップ
ヨーロッパ南部から中央アジアに分布する多年草で、高さは50~100cm。直立する茎はよく分枝して木質化します。対生する葉は、長さ2.5cmほどの披針形。温暖な地域では常緑となりますが、寒冷地では落葉します。花は唇形の小花で、花色は紫青色や白、まれに桃。葉にはバツカのような芳香があり、形がヤナギの葉に似ていることから、和名でヤナギハツカと呼ばれています。花や葉を使ったハーブティーは、風邪やぜんそく、消化不良に有効です。乾燥した葉はリキュールの香りづけや香味料に使われます。
学 名 |
Hyssopus officinalis
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英 名 |
Hyssop
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原 産 |
地中海沿岸、西アジア
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分 類 |
シソ科
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別 名 |
ヤナギハッカ
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和 名 |
同上
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樹 高 |
50~100㎝
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栽培条件 |
普通
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水やり |
普通~乾燥気味
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日 照 |
日なた
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温 度 |
耐寒性 有
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利用部分 |
花、葉
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利用法 |
ポプリ、クラフト、切り花、園芸
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ヒソップの育て方
よく日の当たる場所を好んで育ちます。水はけのよい、比較的乾燥気味の、アルカリ性の土が適しています。暑さと乾燥には強いですが、過湿が苦手です。梅雨時などに根が腐りやすいので、植えつけるときは株間をあけて、日当たりと風通しがよくなるように工夫します。
栽培のポイント
高温多湿は苦手、通風を図り、乾燥気味に。日当たりの良い場所に。
ヒソップの利用法
ヒソツプにはヘブライ語でezob=聖なる草という意味の名前があり、それがギリシャ語を経て、学名になりました。かつては薬や料理、室内の清浄目的に床にまくなどして利用されていました。リキュールなどの香味付けにも用いられています。また17世紀のイギリスでは、料理以外に庭の植え込みなどの模様としてしばしば植栽されていました。初夏から夏、青紫色の花を枝先一杯に咲かせてとても美しいです。花色はピンクや白もあります。