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ローリエ(ベイ)
地中海沿岸地域に分布する常緑樹。高さは10m以上になります。若い枝は緑色で、生長するにつれて暗褐色に変わります。葉は長楕円形か広披針形で、互生します。雌雄異株で、葉腋に1~4個の淡黄色の花をつけます。果実は楕円形で、熟すと黒紫色になります。菜に白い斑が入るものもあります。生の葉や乾燥した葉を、煮込み科理やピクルスなどの香りづけに使います。
学 名 |
Laurus nobilis
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英 名 |
Bay,Laurel
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原 産 |
地中海沿岸
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分 類 |
クスノキ科
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別 名 |
ローレル、ベイ、ベイリーフ
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和 名 |
ゲッケイジュ
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樹 高 |
5~10m
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栽培条件 |
普通
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水やり |
普通~乾燥気味
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日 照 |
日なた
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温 度 |
耐寒性 有
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利用部分 |
葉
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利用法 |
ティー、料理、入浴剤、ポプリ、クラフト
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ローリエ(ベイ)の育て方
日当たりのよい乾燥した場所と、水はけがよく肥沃な土を好みます。たっぷりと日光に当てて育てることが一番のポイント。コンテナ植えの場合は大型で深めの器を選び、水はけをよくするために底に鉢底石を多めに敷き、日当たりのよしくへランダなどで管理します。若木は雨と強風に弱いので、根がしっかりと張るまでは強い雨風を避けるようにします。また、生長が遅いので、若木のうちは葉の収穫は控えめに。
栽培のポイント
日当たり、排水が良く暖かい場所に。若木のうちは収穫を控えると良い。
ローリエ(ベイ)の利用法
学名のLaurusはラテン語の賞賛、賛美という言葉に由来し、古代ローマ時代は幸連を占い、魔よけになるとされていました。菜のさわやかな香りはドライにするほうが強くなります。加熱しても香りが変わらないため、スープや煮込み料理の香味付けに欠かせないハーブです。長時間加熱すると苦みが出ることがあるため注意します。ピクルスやカレー、お菓子作りにも使われます。防腐、防虫作用もあり、米や粉の保存容器に3~4枚入れておくと虫が付きにくくなります。