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クローブピンク
ヨーロッパ南部、およびインドに分布するカーネーションの原種。日当たりのよい場所で石灰質の土壌を好みます。高さ30~50㎝ほど。茎はかたくて目立つ節があります。葉は分厚い線状で、長さ7~12cm。花は直径3㎝ほどで1本の茎に2~5個つき、花色は桃色または白色。夜に香りが強くなります。丁字(クローブ)に似た芳香で、花を砂糖漬けにしたものからコーデイアル(強壮酒)をつくります。サシェや切り花にも向いています。
学 名 |
Dianthus caryophyllus
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英 名 |
Clove pink
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原 産 |
南ヨーロッパ、インド
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分 類 |
ナデシコ科
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別 名 |
オランダセキチク
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和 名 |
同上
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樹 高 |
30~50㎝
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栽培条件 |
普通
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水やり |
普通
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日 照 |
日なた
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温 度 |
耐寒性 有
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利用部分 |
花
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利用法 |
料理、クラフト、切り花、園芸
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クローブピンクの育て方
日当たり、水はけのよい場所を好みます。土には苦土石灰をすき込んでおくとよいでしょう。種をまいて苗を育てるか、香りの強い株を入手し、挿し木か株分けで増やすとよいでしょう。
栽培のポイント
花が終わったら切り戻す。夏はやや日陰の場所が良い。ハダニの予防には葉水をかけると良い。
クローブピンクの利用法
カーネーションの原種で古い歴史を持つハーブです。15世紀にバレンシアのムーア人によって栽培が始められたという記録が残っています。花にはクローブの香りがあります。食用花として利用するときは、花の下の白い部分に苦みがあるため取り除きます。ほかの草花と取り合わせて香りの花束にお勧めです。乾燥させた花は、ポプリやリースの香りと彩りに最適です。