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フィーバーフュー
西アジア、バルカン半島原産の多年草で、ヨーロッパや北米などで野生化しています。日本でも古くから花壇材料として栽培されています。根元から複数の茎を立ち上げ、上部で分枝し、高さは30~50cmになります。シュンギクのような葉を互生します。花はカモマイルに似た小花を枝先に多数つけます。
学 名 |
Tanacefum parthenium
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英 名 |
Feverfew
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原 産 |
西アジア、ヨーロッパ東南部
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分 類 |
キク科
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別 名 |
ナツシロギク
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和 名 |
同上
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樹 高 |
30~50㎝
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栽培条件 |
普通
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水やり |
普通~乾燥気味
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日 照 |
日なた~半日陰
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温 度 |
耐寒性 有
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利用部分 |
花
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利用法 |
ポプリ、クラフト、切り花、園芸
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フィーバーフューの育て方
日当たりのよい場所と、水はけがよく、乾燥した土を好みます。特に土質は選ばずに丈夫に育ちますが、高温多湿に弱いため、夏は特に、水はけと風通しをよく保つように心がけて枝を間引きます。秋に種まき、春から秋に挿し木・株分けで増やします。こぼれ種でもよく発芽します。
栽培のポイント
秋まきは翌年春、春まきは1年後に開花。日当たり、排水の良い場所に。
フィーバーフューの利用法
古代ギリシャ、ローマ時代から薬用植物とされて、春から夏にかけて白いデージーに似た花をたくさん咲かせます。ギリシャの哲学者、プルタークが著した書物によると、学名に付けられたpartheniumは、パルテノン神殿から落下した労勘者の命が、このハーブを用いて助かったことに由来しているといわれています。最近では片頭痛を予防、治療する働きが検証されつつあります。防虫効果もあり、コンパニオンプランツとしても利用できます。