※画像をクリックすると拡大します
ローゼル
アフリカ北西部原産。東南アジア、西インド諸島など、熱帯から亜熱帯にかけて広く栽培されています。紫紅色、または淡緑色の茎がまっすぐに立ち上がって、上部で枝分かれします。葉は掌状に切れ込みが入るか卵形。11月ごろ、葉腋に径10cmほどの花をつけます。花色は赤みがかったクリーム色か淡黄色で、いずれも中心が暗褐色です。花後に果実がつき、果実を包むガクが厚く肥大します。成熟したガクは多汁質で、クエン酸や酒石酸を多く含むため、乾燥して保存し、ティーに利用されます。
学 名 |
Hibiscus sabdariffa
|
---|---|
英 名 |
Roselle
|
原 産 |
アフリカ北西部、熱帯アジア
|
分 類 |
アオイ科
|
別 名 |
ローゼリソウ
|
和 名 |
同上
|
樹 高 |
150~200㎝
|
栽培条件 |
普通
|
水やり |
普通~乾燥気味
|
日 照 |
日なた
|
温 度 |
耐寒性 無
|
利用部分 |
果実
|
利用法 |
ティー、料理
|
ローゼルの育て方
日当たりのよい場所と、水はけがよく肥沃な土を好みます。庭植えは関東地方以西の暖かい地域で可能です。コンテナ植えの場合は植えつける土に元肥として有機質肥料を混ぜ込み、生長期の4~9月には1ヶ月おきに追肥を施します。よく日に当てて、水切れしないように管理することが大切ですが、冬は室内に入れて窓ガラス越しの日に当て、水やりは控えめにします。春か秋に挿し木で殖やします。
栽培のポイント
日当たりの良い場所でコンテナ栽培がよい。開花のために10月以降は室内に入れる。また、人工的に日照をカットする短日処理を施せば花芽が付きやすくなる。種をまく場合は、室内で早めに。
ローゼルの利用法
成熟したガクは多汁質で、クエン酸や酒石酸を多く含むため、乾燥して保存し、ティーに利用されます。リンゴ酸を含むため酸味があり、赤色色素を有してティーは美しいルビー色になります。若葉は食用に、種は利尿、強壮の薬用にされます。