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スイートマジョラム
地中海沿岸地域、北アフリカから西南アジアにかけて分布。高さは約60cm、茎の基部は木質化します。若い葉には白い綿毛が生え、灰緑色になります。白い小花が集まって咲き、長さ1~2cmの小さな花穂を作ります。一般に利用されるのは、スイートマジョラムで、ミントのような香りがあり、肉料理の香りづけに利用されます。入浴剤にすると、神経を鎮めるほか、腰痛を緩和する効果的です。近縁種には、ピンクの花をつけるポットマジョラムや、黄色い斑入り葉のゴールデンマジョラムなどがあります。
学 名 |
Origanum majorana
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英 名 |
Sweet Marjoram
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原 産 |
ヨーロッパ
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分 類 |
シソ科
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別 名 |
マジョラム
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和 名 |
マヨラナ
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樹 高 |
30~60㎝
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栽培条件 |
普通
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水やり |
普通
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日 照 |
日なた
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温 度 |
耐寒性 無
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利用部分 |
葉、茎
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利用法 |
ティー、料理、ポプリ、ドライフラワー
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スイートマジョラムの育て方
日当たりのよい乾燥した場所と、水はけのよい土を好み、中性~アルカリ性の土でよく育ちます。極端な暑さと寒さの両方が苦手です。強い直射日光を避けて乾燥気味に管理します。梅雨から真夏にかけては、特に株が蒸れやすくなるので、枝を間引くなど、水はけと風通しをよく保ちましよう。庭植えのものは、厳冬期には鉢上げして、室内の温かい場所で冬を越します。春か秋に種まき・株分け、春に挿し木で増やします。
栽培のポイント
日当たり、通風、排水性の良い場所を好む。高温多湿による蒸れに弱いため、梅雨前に収穫を兼ねて間引きし、風通しを良くする。冬期、寒冷地では防寒のために根元を保温するか、室内に取り込む。
スイートマジョラムの利用法
オレガノと同属だが香りはオレガノよりやさしいです。愛と美の女神ビーナスが作った『幸せのハーブ』といわれています。トマトやチーズと合い、肉・魚料理に使えば臭みを消して風味が増します。フランス料理によく使われます。ドイツではソーセージの香味付けとして欠かせないハーブです。フレッシュ、ドライのどちらでも使えますが、料理では仕上げに使うと効果的です。
注意事項
妊娠中は飲用を避けること。