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タデアイ
東南アジア、中国南部などに分布。日本へは古くに渡来し藍染めの材料として利用されてきました。草丈は50~70㎝。茎は紫紅色がかり、節が目立ちます。葉は長楕円形で互生し、葉柄の基部が茎を抱くようにつきます。緑はやや波打ち、葉先がとがっています。茎先に淡紅色の小花を穂状につけます。開花直前の地上部を収穫後、発酵を重ねて染料に利用します。果実は解毒や解熱剤となります。若葉を食用することもあります。
学 名 |
Polygonum tinctorium
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英 名 |
Chinese Indigo
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原 産 |
東南アジア
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分 類 |
タデ科
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別 名 |
アイ
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和 名 |
同上
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樹 高 |
50~70㎝
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栽培条件 |
普通
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水やり |
普通
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日 照 |
日なた~半日陰
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温 度 |
耐寒性 無
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利用部分 |
葉
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利用法 |
ポプリ、染料、クラフト、園芸
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タデアイの育て方
日当たりを好みます。水はけのよい土でプランターなどに直まきをします。元肥として発酵ずみの有機質肥料などを用い、追肥として速効性の液肥を月2回ほど与えます。
栽培のポイント
日当たり良く、湿り気のある場所を好む。コンテナか庭に直まきする。
タデアイの利用法
美しい藍色に染まる植物染料として昔から利用されてきました。藍染めには、かめの中で発酵させる染液を使う方法と、生薬で作る染液を使う2つの方法があります。生業の染液を利用するほうが手軽にできます。染液は濃い緑色ですが、染液に浸した布が空気に触れることで藍色に発色します。藍色に染まる色素はインディゴと呼ばれ、この色素を持つ植物をすべてアイと呼びます。アイにはタデアイ以外にもいくつか種類があります。アイで染めることを藍染め、インディゴ染めといいます。