※画像をクリックすると拡大します
ローズヒップ(ドッグローズ)
ローズヒップとはドッグローズの実(厳密には偽果)。バラの仲間の多くは結実しますが、ローズヒップとして広く活用されるのは、おもにこのドッグローズです。はかに同じバラ科のハマナスの果実もジャムなどに利用されます。ビタミンを豊富にふくむ、栄養たっぷりのハーブです。
学 名 |
Rosa canina
|
---|---|
英 名 |
Dog rose
|
原 産 |
チリ
|
分 類 |
バラ科
|
別 名 |
ドッグローズ
|
和 名 |
バラの実
|
樹 高 |
100~300㎝
|
栽培条件 |
普通
|
水やり |
普通
|
日 照 |
日なた~半日陰
|
温 度 |
耐寒性 有
|
利用部分 |
実
|
利用法 |
ティー、料理、クラフト、園芸
|
ローズヒップ(ドッグローズ)の育て方
日当たりのよい場所と、水はけがよく、肥沃な、適度に湿り気のある粘土質の土を好みます。植えつける場所の土には腐葉土を多めに入れ、元肥として有機質肥科を混ぜ込みます。真夏の乾燥が苦手なので、強い直射日光を避けて管理します。気温が4℃以下となる冬の休眠期以外は、水と肥料を切らさないように管理します。病害虫は早めに駆除します。春か秋に種まき、夏から秋に挿し木で増やします。
栽培のポイント
日当たり、風通しの良い場所で、オールドローズの育て方に従う。果実を利用するため、薬剤の使用には注意が必要。
ローズヒップの利用法
レモンの7倍から10倍のビタミンCをふくむほか、ビタミンA、B、Eも豊富です。ほかに鉄、食物繊維、ベータカロテンなどもふくんでいます。その豊富な成分から、夏パテや妊娠中などの栄養補給に適しています。またビタミンCは美肌づくりにも効果的です。ほかにも便秘や生理痛、目の疲れにも利用されます。種子は漢方では下剤として使われ、ハーブティーに混ざる種子で下痢をする場合もあるので注意しましょう。