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キャラウェイ
ヨーロッパ東部や北アフリカ、西アジアに分布。茎は直立し、高さ30~80㎝。下部の某は茎を抱いて互生し、上部の葉はこまかく羽状に深く切れ込んで非常に繊細です。花は小さく、白またはややピンクを帯び、茎の先端にかさ状に咲きます。種は楕円形で扁平状、縁に角があり、甘い香りがします。若い葉は生食するか煮て食べます。種が色づけば茎ごと刈りとって陰干しをします。種を乾燥保存したものが、菓子やティー、薬用に用いられます。
学 名 |
Carum carvi
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英 名 |
Caraway
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原 産 |
ヨーロッパ
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分 類 |
セリ科
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別 名 |
キュンメル
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和 名 |
ヒメウイキョウ
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樹 高 |
30~80㎝
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栽培条件 |
普通
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水やり |
多め~普通
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日 照 |
日なた
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温 度 |
耐寒性 有
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利用部分 |
種子、葉、根
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利用法 |
料理、石けん、香料
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キャラウェイの育て方
日当たりのよい乾燥した場所と、水はけがよく肥沃な土を好みます。根が傷みやすいので、花壇やコンテナなどに直に種をまき、発芽後に間引きをして、株間を20cm程度あけて育てます。乾燥気味に管理し、夏は特に水はけと風通しをよく保つように心がけ、収穫を兼ねて根を間引きましよう。春か秋に種まきで増やします。花が咲くのは2年目です。
栽培のポイント
日当たり、排水の良い場所に。直根のため鉢は深さのあるものを。移植を嫌うため、林間を取って直まきにする。
キャラウェイの利用法
スパイシーで甘さのあるさわやかな香りが印象的なハーブです。シェイクスピアの時代のイギリスでは、砂糖をまぶした種が焼きリンゴに添えられたといわれています。消化を助ける働きがあり、葉はサラダやスープに利用し、根は野菜として使います。独特の香味を生かし、種はドイツ料理のザワークラウトやハンガリーの煮込み料理グヤーシュなどに使われます。チーズ料理、ピクルス、パン、ケーキ、クッキー、リキュールなどにも用いられます。