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コモンタイム
コモンタイムの茎はよく枝分かれして直立または斜上し、高さ20~40cmになります。菜は倒卵形、披針形、線形などがあり、肉厚で対生します。葉柄はないか、または短く、葉縁は下面側に反り返って巻き込みます。葉色は濃緑色から灰緑色まであり、若い枝は緑色でやわらかいですが、古枝は木質化して褐色となります。茎頂に小さな唇形花を輪散花序をなしてつけます。花色は淡桃色が多く、白花は少ない。葉に強い芳香があります。葉や茎から抽出する精油にはチモールなどを含み、消炎、殺菌、防腐などの作用があります。
学 名 |
Thymus vulgaris
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英 名 |
Common thyme
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原 産 |
地中海沿岸
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分 類 |
シソ科
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別 名 |
ガーデンタイム
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和 名 |
タチジヤコウソウ
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樹 高 |
20~40㎝
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栽培条件 |
普通
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水やり |
乾燥気味
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日 照 |
日なた
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温 度 |
耐寒性 有
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利用部分 |
葉、花
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利用法 |
料理、ティー、ヘルスケア、ポプリ、クラフト、染色、園芸
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コモンタイムの育て方
日当たりのよい乾燥した場所と、水はけのよい土を好みます。もともと岩山に自生している植物なので、乾燥や寒さには強いですが、高温多湿はとても苦手です。乾燥気味に管理しながら、密生した部分は常に間引いて風通しよく保ちます。コンテナ植えの場合は、底に鉢底石などを多めに敷いて水はけをよく保ちましよう。春か秋に種まき・挿し木・株分けで増やします。
栽培のポイント
日当たり、排水の良い乾燥気味の場所に。高温多湿に弱いため、梅雨や夏場の水やりにう主意し、枝を間引いて通風を。
コモンタイムの利用法
タイムは昔から、薬用、料理用として利用されていましたが、古代ギリシャ人にとっては勇気の象徴であり、古代ローマ人には憂鬱を解消する薬でした。住宅の床にタイムとローズをまき、香らせていたといわれています。その香りはハチが好み蜜源植物になります。タイムには抗菌、抗真菌、防腐作用などがあるとされ、呼吸器、消化器系などに良い働きをします。また、料理用ハーブとしての用途も広くあります。