※画像をクリックすると拡大します
ローズマリー
地中海沿岸の乾燥地に分布。茎には四角い稜角があり、茎が直立するタイプと、横に伸びて垂れ下がるタイプとがあります。前者では2mほどの高さに育ちます。葉は線形で葉柄がなく、表面が濃緑色、裏面は白く短毛が生え、対生して密生します。花は唇形で、前年の枝に数輪つきます。薬には殺菌、酸化防止、脂肪の消化促進などの作用があり、魚介や肉料理の風味づけに使われます。生業を随時利用するか、乾燥保存して使用します。
学 名 |
Rosmarinus officinalis
|
---|---|
英 名 |
Rosemary
|
原 産 |
地中海沿岸
|
分 類 |
シソ科
|
別 名 |
マンネンロウ
|
和 名 |
同上
|
樹 高 |
20~200㎝
|
栽培条件 |
普通
|
水やり |
多め~普通
|
日 照 |
日なた~半日陰
|
温 度 |
耐寒性 有
|
利用部分 |
葉、枝、花
|
利用法 |
ティー、料理、ヘルスケア、ポプリ、クラフト、園芸
|
ローズマリーの育て方
日当たりのよい場所と、水はけのよい土を好みます。アルカリ性の土に適しているので、植えつける場所の土には、あらかじめ苦土石灰を混ぜ込んでおきます。暑さや乾燥、病虫害にも強く文夫に育ちますが、根葉の茂りすぎで株が蒸れやすく、下葉が枯れることがあります。乾燥気味に管理して、夏には収穫を兼ねて葉を刈り取り風通しよく保ちましよう。春か秋に種まき、初夏と秋は挿し木で増やします。
栽培のポイント
日当たり良く、乾燥気味に。
ローズマリーの利用法
すがすがしい森林のような香りと共に、真冬でも緑の葉を茂らせていることからキリスト教とも関係が深く、クリスマスの飾りとしてリースなどに利用されます。その青い花色は、聖母マリアが旅の途中に幼子イエスのケープをローズマリーの枝に干したため、白から変化したといわれています。ヨーロッパではお守りのハーブ、若返りのハーブとされ、殺菌、強壮、収れん、血行促進などの作用が認められ、脳細胞を活性化する働きもあるといわれています。料理用ハーブとしても肉、魚、野菜料理など使い道の広いハーブです。