※画像をクリックすると拡大します
レモングラス
南インドからスリランカに分布。東南アジアを中心に、熱帯や亜熱帯地域で広く栽培されています。ススキに似た線形の葉が株元から群がり出て、高さ1~1.8mになります。葉の基部は円筒状で、茎を抱いている。茎葉にはレモンの香りをもつシトラールが多く含まれており、ハーブティーとして広く親しまれています。また、魚や肉料理の香りづけに利用され、入浴剤や染色にも用いられます。夏以降に随時、葉を収穫し、生のままフレッシュなハーブティーに、大きな株に育ったら、秋に地上15cmぐらいを残して茎ごと収穫します。水洗いし、日陰で乾燥して保存します。
学 名 |
Cymbopogon citratus
|
---|---|
英 名 |
Lemon grass
|
原 産 |
熟帯アジア
|
分 類 |
イネ科
|
別 名 |
レモンガヤ
|
和 名 |
レモンソウ
|
樹 高 |
100~180㎝
|
栽培条件 |
普通
|
水やり |
多め
|
日 照 |
日なた
|
温 度 |
耐寒性 無
|
利用部分 |
葉、葉鞘
|
利用法 |
ティー、料理、入浴剤、ポプリ、クラフト
|
花は日本ではほとんど開花することはありません。
レモングラスの育て方
日当たりのよい場所と、水はけがよく肥沃な土を好みます。湿った暖かい環境を好みますが、水を与え過ぎると株の中心から腐ることがあります。寒さは苦手で、庭植えの場合は冬に枯れることがあるので、鉢上げして室内へ入れます。コンテナ植えは、暖かい室内に移動させて冬越しをします。夏にはどんどん葉が伸びるので、収穫を兼ねて、根元から葉を刈り取りましよう。春から初夏に株分けで増やします。
栽培のポイント
冬は鉢上げして室内に。根が深く伸びるので、鉢は深さのある大きめなものを。水やりは乾ききらないうちに。
レモングラスの利用法
見かけはススキのようですが、葉をもんでみると名前の通りにレモンの香りがします。熱帯アジア生まれのため、日当たりを好み、高温多湿の日本の夏でも育てやすいです。原産地の環境では株元が太く成長し、その株元のやわらかい部分(葉鞘)をすりつぶすなどして使います。タイ料理には欠かせないハーブとして知られています。ティーは、疲労回復や消化不良に効果的です。