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チャイブ
本州北部から北海道、シベリア、ヨーロッパに広く分布する多年草。アサツキに似ていますが、はっきりした鱗茎ができません。株立ちになって多数の葉を出し、高さ約30cmになります。葉は細長い中空で、香りがやさしく、ネギのような刺激臭は少ないです。やわらかい葉を収穫し、普通のネギと同じように、スープなどの薬味に、また、オムレツなどに混ぜて利用します。
学 名 |
Allium schoenoprasum
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英 名 |
Chives
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原 産 |
ヨーロッパ、アジア
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分 類 |
ユリ科
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別 名 |
シブレット
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和 名 |
エゾネギ
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樹 高 |
20~30㎝
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栽培条件 |
肥沃
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水やり |
多め~普通
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日 照 |
日なた~半日陰
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温 度 |
耐寒性 有
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利用部分 |
葉、花
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利用法 |
料理、ドライフラワー、園芸
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チャイブの育て方
日当たりのよい場所と、水はけがよく肥沃な士を好みます。アルカリ性の土が適しているので、植えつける場所の土は、あらかじめ苦土石灰を混ぜ込んでおきます。コンテナ植えにも適します。高温と乾燥に弱いので、夏は寒冷紗などをかけたり、直射日光の当たらない、半日かげで管理します。花を咲かせると葉がかたくなるので、葉を利用したい場合は、早めに花を摘み取るとよいでしよう。春か秋に種まき・株分けで増やします。
栽培のポイント
植付け直後の水やりは、葉がピンとするまで待ってから行うと良い。
チャイブの利用法
日本に自生するアサツキの仲間です。ネギの香りがしますが、その風味はネギよりも繊細です。殺菌、防腐、食欲増進作用があります。フランス料理のフィーヌゼルプに欠かせないハープです。ジャガ芋、卵料理、クリームチーズなどに合い、料理の仕上げに使うと良い。日本の家庭料理にも万能ネギ、アサツキとほほ同様に使えます。小口切りにして冷凍保存しておくと便利です。ピンク色の花にもほのかにネギの香りがあるため、食用花として楽しめる。柔らかい葉を保つには、花芽は摘むと良い。