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ニゲラ
ヨーロッパ南部に分布。名の「ニゲラ」は、ラテン語の「黒」に由来します。高さは約50cmで、茎は直立して枝分かれします。葉は互生し、3~4回羽状にこまかく切れ込みが入った糸状。茎の先に花を1個つけます。花色は青、白のほか、ピンクなどの園芸品種もあります。花後に2cmほどの球形の果実ができ、黒い種がたくさん入っています。薬理作用およびその効果については不明ですが、民間薬として種を利尿剤として用いります。花や果実は、ドライフラワーにして、ハーブクラフトの材料にします。
学 名 |
Nigella damascena
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英 名 |
black cumin、nigella
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原 産 |
地中海沿岸、アジア南西部
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分 類 |
キンポウゲ科
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別 名 |
カロンジ、ブラッククミン
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和 名 |
クロタネソウ
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樹 高 |
30~50㎝
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栽培条件 |
普通
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水やり |
普通~乾燥気味
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日 照 |
日なた
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温 度 |
耐寒性 有
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利用部分 |
花
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利用法 |
ポプリ、クラフト、切り花、園芸
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ニゲラの育て方
日当たりのよい場所と水はけのよい土を好みますが、特に土質は選ばずによく育ちます。移植を嫌うので種を直まきして、適宜、間引いて株問を20cmほどあけて育てます。病気や害虫の心配もなく丈夫です。秋に種まきで増やします。
栽培のポイント
日当たり、排水の良い場所に。嫌光性種子のため、直まきして覆土は厚めにする。ピンチして側横を伸ばす。
ニゲラの利用法
名前は種が黒いことからラテン語で黒を意味するnigerに由来し、ニゲラサティバの種はスパイスとして、主にインドや中近東諸国で利用されています。初夏のころ、白い花を咲かせる姿はとても美しです。最近では、グロタネソウ(ニゲラダマセナ)がニゲラとして通っています。こちらは青い花を付け、ラブインナミストというロマンチックな別名でも呼ばれ親しまれています。いずれも、開花後の丸くふくらみのある果実がドライフラワーに利用できます。