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リンデン
リンデンは北半球の温帯に約30種が分布するボダイジュ(菩提樹)の仲間で、ヨーロッパ東南部を中心に植栽される落葉広葉高木です。セイヨウシナノキまたはセイヨウボダイジュと呼ばれることもあります。 若い木の幹は滑らかで、葉はハート型で小さいく細かな鋸歯縁があります。甘い芳香がある、クリーム色の小さな花を下向きにたくさん咲かせ、やがて球状の実をつけます。
学 名 |
Tilia cordata
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英 名 |
Linden
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原 産 |
ヨーロッパ
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分 類 |
シナノキ科
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別 名 |
ライム、ボダイジュ
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和 名 |
セイヨウシナノキ
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樹 高 |
10~40m
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栽培条件 |
普通
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水やり |
普通
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日 照 |
日なた~半日陰
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温 度 |
耐寒性 有
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利用部分 |
花、苞葉、木部
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利用法 |
ティー、ポプリ
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リンデンの育て方
ヨーロッパでは街路樹や公園樹、庭木として人気がありますが、高温多湿の日本では、北海道などの寒冷地以外での栽培はむずかしいでしょう。適温は15~25℃。やや冷涼な気候を好み、高温多湿を嫌います。寒さには強いので、冬越しは問題ありません。 日当たりのよい場所が理想ですが、耐陰性も比較的あるため、半日陰でも生育可能です。苗木を植えつけてから数年間は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。成木に生長してからは、とくに水やりの必要はありません。 ただ、夏の乾燥期に極端に水切れすると、落葉が早まるので注意が必要です。
栽培のポイント
日当たり、または半日陰でやや涼しい場所に。夏の暑さに弱い。
リンデンの利用法
花盛りの時期に木の下に立つと甘い香りに包まれます。ミツバチはこの花みつを大変好み、上質のハチミツが採れます。プロペラのような苞葉が付いたユニークな形の花で入れるティーは、神経を静める働きがあるため、不眠症、片頭痛に効果的とされています。また、消化促進、発汗作用などもあるので、就寝前や風邪の引きはじめに用いると効果的です。木部(白木質)には浄化作用があり、体内の老廃物の排出を助ける働きがあります。