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コストマリー
コストマリーミントとレモンを合わせたような「バルサム」の香りがする植物として、昔から親しまれている植物で、ラテン語の「香味ある薬草」の意味の「コスティス」から、その名が名付けられました。葉は、生のまま細かく刻んで、少量をスープやサラダなどの香りづけとして使います。また、葉の浸出液は風邪や胃痛などに役に立ちます。
学 名 |
Tanacetum balsamita
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英 名 |
Chrysanthemum balsamita
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原 産 |
西アジア
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分 類 |
キク科
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別 名 |
エールコスト、バイブルリーフ
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和 名 |
バルサムギク
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樹 高 |
30~80㎝
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栽培条件 |
肥沃
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水やり |
乾燥気味
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日 照 |
日なた~半日陰
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温 度 |
耐寒性 有
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利用部分 |
葉
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利用法 |
ティー、料理、入浴剤、クラフト
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コストマリーの育て方
小さくすれば、室内でも育てることも可能ですが、日照不足だと花が咲きにくいので、出来るだけ日に当てるように管理します。日の当たる水はけのよい、乾燥気味の肥沃土で育てるのが理想的です。寒冷地では、種から育てるのは難しいので、苗から育てる方が良いでしょう。苗は50cm程度の間隔をあけて植え付けていきます。夏場は、風の通りをよくするようにし、冬場は、腐葉土や堆肥などを敷きこんで、防寒対策を施してください。根や茎が横に広がっていく為、広い場所を確保できない場合は大きな鉢に植えつけて育てるようにしましょう。
栽培のポイント
保水性、排水性の良い用土で日当たりの良い場所に。株間を十分に開ける。種よりも苗から育てるほうが手軽。
コストマリーの利用法
しっとりと滑らかな葉に触れると、甘くスパイシーなバルサムの香りがします。バイブルリーフという別名は、その昔、教会での長い説教の際、聖書の間に挟んだこの香りを密かにかいで、眠けや空腹を感じた教徒たちがそれをまざらわしていたことに由来しているという説があります。乾燥した葉はいつまでも香り、防虫効果もあります。ポプリや香り袋に加え、押し葉にしてしおりを作ると、本を開くたびに香りが漂います。