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ワイルドストロベリー
ヨーロッパ北部、アジア北部、北米に分布する野生のイチゴです。日本では北海道に帰化しています。16世紀に大粒のオランダイチゴが普及するまでは栽培されていました。高さ15~30cm。根出葉には長い葉柄があり、深い葉脈と緑に鋸歯状の切れ込みがある3枚の小葉があります。葉は秋に紅葉します。花は白い5弁花。花後にできる実は小さいですが、酸味が少なく、甘くて強い香りがします。
| 学 名 | Fragaria vesca
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| 英 名 | Wild Strawberry
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| 原 産 | ヨーロッパ、アジア北部
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| 分 類 | バラ科
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| 別 名 | ノイチゴ
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| 和 名 | エゾヘビイチゴ
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| 樹 高 | 15~30㎝
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| 栽培条件 | 普通
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| 水やり | 多め~普通
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| 日 照 | 日なた~半日陰
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| 温  度 | 耐寒性 有
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| 利用部分 | 葉、果実
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| 利用法 | ティー、料理、ジャム、園芸
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ワイルドストロベリーの育て方
よく日の当たる湿った場所と、水はけがよく保水性のある肥沃な土を好みます。丈夫でよく育ちますが、高温による乾燥と蒸れが苦手です。庭植えでは、夏に強い西日の当たらない場所を選んで植えつけ、根元の土の乾燥を防ぐため、バークなどで根元を覆います。コンテナ植えの場合は、植えつける土に砂やパーライトなどを混ぜて水はけをよくして、水切れしないように管理します。枯れた下草や雑草をこまめに取り除くと実が大きく育ちます。春か秋に種まき・株分けで増やします。夏にランナーを伸ばし小苗ができるので、9~10月に切り取って植えつけて増やすこともできます。
栽培のポイント
日当たりの良い場所で、排水性、保水性の良い土に。乾燥に弱いので、土か乾ききる前に十分な水やりを。株分けで増やす。また、肥えた土を好むため追肥に気配りする。
ワイルドストロベリーの利用法
果物屋さんの店先で売られているイチゴよりも実はかなり小さいですが、Fragaria=芳香のするという学名の通り、甘くフルーティーな香りが強いイチゴです。愛らしい白い花が咲いた後の赤く熟した小さな実は、酸味と甘味のバランスが良くとても美味しいです。葉はビタミン、ミネラルを含み、腎臓や肝臓の働きを助ける。収穫後の葉は乾燥させて利用します。















