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ガーリック
中央アジアまたはインドの原産とされていますが、日本には8世紀ごろに中国から渡来してきました。高さ50~100㎝。葉は扇平で4~6枚つきます。花茎の先端に房状に花をつけますが、一般的には種はつかず、給苞内に球状の芽を作ります。鱗茎は4~10個の鱗片に分かれます。鱗茎の収穫は5月上旬~7月中旬。葉が半分黄変したら掘り上げ、日陰で乾燥させます。葉と茎は料理に、鱗茎は生食したり、香辛料に使われます。利尿、強壮、健胃・整腸などの作用があります。
学 名 |
Allium sativum
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英 名 |
Garlic
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原 産 |
中央アジア
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分 類 |
ユリ科
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別 名 |
ニンニク
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和 名 |
同上
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樹 高 |
50~100㎝
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栽培条件 |
普通
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水やり |
多め~普通
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日 照 |
日なた
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温 度 |
耐寒性 有
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利用部分 |
鱗茎、若い花茎
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利用法 |
料理、コンパニオンプランツ
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ガーリックの育て方
日当たり風通し良い場所と、水はけがよく肥沃な土を好みます。地植え・プランター植え共に、15cm間隔で植えるようにします。1株に対し、1芽になるように、芽が出てきても摘み取るようにします。葉の先端より、トウ立ちして蕾がでてきたら、摘み取ります。乾燥を嫌うので土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをして下さい。
栽培のポイント
植付け前に苦土石灰、腐葉土、堆肥、元肥を入れて土作りする。鱗茎を太らせるためにつぼみは摘む。日当たり、排水の良い所を好む。
ガーリックの利用法
紀元前から薬用として栽培され、ツタンカーメン王の墓の中からも発見されています。食欲増進、疲労回復、殺菌、防蹄作用があり、肉、魚料理では臭みを消して風味を良くします。香りは、切り口が空気に触れると成分が変化して、独特の強い匂いになります。鱗茎はみじん切りや、すりおろして使い、花茎は炒め物に使います。地上部の葉が枯れ始めるころに掘り上げ、雨が当たらない風通しの良い日陰に吊り下げて保存します。