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サントリナ
南ヨーロッパ、北アフリカの乾燥地に分布し、石の多い山地に自生します。高さ30~60㎝。よく枝分かれして密生するので、長く伸びた枝は倒れやすい。葉は互生し、灰緑色~灰色で鋸歯があり、綿毛に覆われます。初夏から夏にかけて黄色の頭花をつけます。葉色の美しさと刈り込みに耐えることから、花壇の材料にも向きます。関東以西の暖地では露地で冬越しできます。
学 名 |
Santolina chamaecyparissus
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英 名 |
Lavender cotton
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原 産 |
地中海沿岸
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分 類 |
キク科
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別 名 |
コットンラベンダー
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和 名 |
ワタスギギク
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樹 高 |
30~60㎝
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栽培条件 |
普通
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水やり |
普通~乾燥気味
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日 照 |
日なた
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温 度 |
耐寒性 有
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利用部分 |
花、葉、茎
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利用法 |
クラフト、園芸
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サントリナの育て方
日当たりのよい乾燥した場所と、水はけのよい、砂質の土を好みます。高温多湿に弱いため、儀い直射日光を避けて乾燥気味に管理します。梅雨から真夏にかけては、特に株が蒸れやすくなるので、根を間引いて水はけと風通しをよく保つように心がけましょう。春か秋に挿し木で増やします。
栽培のポイント
日当たりと風通しの良い乾燥した場所を好む。高温多湿の梅雨、夏には枝を間引く。水はやり過ぎず乾燥気味にする。
サントリナの利用法
葉には独特の香りがあり、イギリスではチューダー朝以来、花壇の模様や嫁取りとして植えられています。中世では薬用として利用されていました。また、中世やヴィクトリア朝では香りの花束に加えられていました。防虫効果があるため、ドライにしてラベンダーやタイム、サザンウッドなどと合わせると、芳香ある衣装ダンス用の香り袋になります。ドライにしても黄色い花色やシルバーグレーの葉色は変わりません。