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ボリジ
南ヨーロッパ(地中海方面)、北アフリカに広く分布し、乾燥した荒れ地に自生しています。花が星形で美しい青色をしているので、花壇に植えて楽しまれることが多いハーブです。高さ90~100cm。茎葉に剛毛があり、卵形の葉を互生する。茎は太くてよく枝分かれし、茎の先に花をつけます。花色は青または白で、下向きに咲きます。若葉にはキュウリに似たさわやかな香りがあります。
学 名 |
Borago officinalis
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英 名 |
Borage
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原 産 |
地中海沿岸
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分 類 |
ムラサキ科
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別 名 |
スターフラワー
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和 名 |
ルリジシャ
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樹 高 |
90~100㎝
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栽培条件 |
普通
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水やり |
普通~乾燥気味
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日 照 |
日なた
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温 度 |
耐寒性 有
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利用部分 |
花、葉
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利用法 |
ティー、料理、クラフト、切り花、園芸
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ボリジの育て方
日当たりのよい乾燥した場所と、水はけのよい土を好みます。よく日の当たる場所ならば丈夫に育ちますが、どちらかというとアルカリ性の土が適しています。植えつける場所の土にはあらかじめ苦土石灰を混ぜ込んでおきましよう。コンテナ植えの場合は底に鉢底石を多めに入れて、水はけをよく保ちます。過湿が苦手なので、庭植えの場合は、夏に極端に乾燥したとき以外は水やりの必要がないほどです。こぼれ種から自然に増えていきます。
栽培のポイント
日当たり、排水の良い所に。
ボリジの利用法
フランスでは、その形から『牛の舌』とも呼ばれる葉は、キュウリの香りがして、初夏から夏にかけて星型の花を咲かせます。かつて聖母マリアの衣を描くのに使用したマドンナブルーという色は、この花色をもとに作られたといわれています。中世のころには、悲しみや憂鬱をぬぐい去り勇気と元気を与えてくれるハーブとされ、刺しゅうの図柄としても使われていました。抗うつ・利尿・鎮静・鎮痛・発汗作用があるとされています。白色の花もあり、清楚で美しい。蜜源植物であり、コンパニオンプランツでもあります。サラダや花の砂糖菓子など、料理にも利用できます。
注意事項
アレルギーを起こす恐れもあるため、食用には注意する。