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ベルガモット
北米のニューイングランドからテネシーにかけて分布する湿地性の植物。4つの稜がある茎は直立し、高さ60~150cmになります。軟毛の生えた葉は長卵形で先が細くとがり、対生します。茎頂に排赤色の唇形花が輪状に密生して咲き、花の下部につく葉状の萄葉も赤く色づきます。花や若葉にはピリッとした辛みと香りがあるので、サラダや詰め物料理などの風味づけに利用されます。多く栽培されている近縁種には、ワイルドベルガモットやレモンベルガモットなどがあります。園芸品種も多く、花色も豊富です。
学 名 |
Monarda citriodora
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英 名 |
Bergamot
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原 産 |
北アメリカ
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分 類 |
シソ科
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別 名 |
モナルダ
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和 名 |
タイマッバナ
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樹 高 |
60~150㎝
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栽培条件 |
肥沃
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水やり |
普通
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日 照 |
日なた~半日陰
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温 度 |
耐寒性 有
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利用部分 |
花、葉
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利用法 |
ティー、料理、ポプリ、クラフト、染色、園芸
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ベルガモットの育て方
日当たりのよい場所と、水はけがよく、肥沃な、適度に湿り気のある土を好みます。寒さに強く丈夫で、多少日光の不足する場所でも育ちます。植えつける場所の土には腐葉土を多めに入れ、元肥として有機質肥料を混ぜ込みます。真夏の乾燥が苦手なので、強い直射日光をさけ、水切れしないように注意します。春に種まき、春か秋に株分け・挿し木で増やします。
栽培のポイント
日当たりの良い場所で。生育は旺盛だが、うどん粉病にかかりやすいため、風通しを良くし、開花後は刈り込む。
ベルガモットの利用法
葉に触れると、ベルガモットオレンジで香味を付けるアールグレーティーに似た香りがします。北アメリカ先住民の人々は、昔から薬用植物としていました。和名のタイマツバナは、花形が、かがり火をたいたように見えることから付けられています。花の色は白、ピンク、赤などがあり、薬の香りもミント系、レモン系、オレガノの香りなどの品種があります。花ミツが多く、ミツバチが集まるために、ビーバームヒも呼ばれます。