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コリアンダー
地中海沿岸地域に分布。高さ30~50cmになります。根出葉はこまかい切れ込みがあって緑は鋸歯状。茎の上部につく葉は糸状。小花は白色から桃紫色の、小型で、茎の先に集まってつきます。全草にカメムシのような香りがありますが、中国や東南アジア、インドでは若葉を料理に利用します。収穫は下葉から順次かきとって使います。種は円形で角があり、快い香りがあります。実が黄褐色に色づき始めたら刈りとって紙袋に入れて乾燥させ、種をとります。スパイスとしてソースやリキュールなどに使われます。
学 名 |
Coriandrum sativum
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英 名 |
Coriander
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原 産 |
地中海沿岸
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分 類 |
セリ科
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別 名 |
香菜、バクチ-、カメムシソウ
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和 名 |
コエンドロ
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樹 高 |
30~50㎝
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栽培条件 |
普通
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水やり |
普通
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日 照 |
日なた
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温 度 |
耐寒性 有
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利用部分 |
若葉、種子、根
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利用法 |
料理、ポプリ、クラフト
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コリアンダーの育て方
日当たりのよい乾燥した場所と、水はけと保水性のよい土を好みます。根が傷みやすいので、花壇やコンテナに種を直にまき、発芽後に間引きをして、株間を20cm程度あけて育てます。夏は涼しい半日かげで管理すると、気温の上昇に伴う生長が抑えられて、やわらかい若葉を長く収穫することができます。真夏と真冬以外ならほとんどいつでも、種をまくことができます。こぼれ種でもよく発芽します。
栽培のポイント
日当たりを好むが夏は半日陰が良い。梅雨時は過湿にならないように注意する。移植を嫌うため直まきする。
コリアンダーの利用法
健胃、消化促進、防腐作用などがあり、エスニック料理や中国料理では、この独特の香りが効果的に使われています。ミント、唐辛子、ガーリックなどと好相性。若い葉はサラダやスープ、薬味に使われます。肉、魚料理の臭み消しにも利用されます。長い加熱は避け、料理の仕上げに使います。乾燥した種は、さわやかで心地よい香りになり、カレー、シチュー、ピクルス、焼き菓子などに用いられます。種は黄褐色に色付いたら刈り取り、追熟して乾燥保存します。